Time is Money Wolrd
貧富の格差が強い世界で、スラム街で生まれた主人公、セイ
毎日の苦しい生活から脱したいとは思っているが、貧乏人に生まれたからには豊かにはなれないと諦めていた
そんな中、儲かると噂の商売の話を持ちかけられるが…
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あとがき
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!!!!!
セイとサンの世界線での完結を期待されている方もいらっしゃったと思います
私自身、物語を考えてから結末は決めていたのですが、読者様のことを考えると「いきなり大きく世界線を変えてもいいのかな?」と少し悩みました
でもセイとサンの世界線ではファンタジー感が強く、現代社会に生きる読者様の時間と少しかけ離れてしまうと思ったのです
自分の時間について考えるきっかけになってほしいと思って描いた漫画なので、どうしても現代という世界線に持ってきたかったのです
Time is Money Worldは『時間』をテーマにした漫画です
皆さんは自分の時間について真剣に考えたことはありますか?
私はありませんでした
よく死の淵に立たされた人が「何気ないことに感謝するようになった」とか「今この瞬間を大事にしようと思った」とテレビで話していたりしますよね
死の淵に立たないと、なかなかそういうことに本当の意味で気づけないよな〜と、昔テレビを見ながらぼんやり考えていたのを覚えています
でも、私は本や人からたくさん学び、死の淵に立たなくても気づくことができると知りました
今までは自分よりも他人を優先して生きてきました
自分の時間を、辛い仕事や苦手な人たちとの人間関係などを我慢し、多くの時間を費やしていました
それが当たり前だと思っていました
でもその時間の使い方をして、私の人生が豊かになることはなく、どんどん辛くなっていきました
そしてたくさんの経験を経て『自分の時間って、自分の限られた命のそのものなんだ』と気づきました
だから、今の私は、自分のために自分の時間を大切に使います
そして『自分のために時間を使ってほしい、自分のために生きてほしい』そんな想いを込めてこの漫画を描きました
人間は誰しもが必ず死にます
これはみんなわかっていることだと思います
でも本当の意味で死ぬことを意識したことがあることは少ないのではないでしょうか
「まぁいつか死ぬよな〜でも多分何十年後とかだよな〜」と思いながら過ごす今日の行動と、「1年後、あなたは死にます」と言われて過ごす今日の行動はきっと違うんじゃないかなと思います
1年後に死ぬということがわかっていれば『終わり』がはっきりと見えており、時間が限られているということを明確に意識するようになるので、おそらく自分のしたいことを優先すると思います
自分の時間が限られたものであるいうことに気づけるかどうかで、人生の豊かさって変わるんじゃないかなと私は思っています
自分の時間を何に使うのか
これを考えると自分にとって大事なことや、大事な人に時間を使うようになると思います
私は嫌だと思うお誘いはしっかりと断れるようになりました
私にとって、それは大きな進歩でした
そして、自分の時間を大切にするようになると、自然と相手の時間も以前より大事にするようになりました
相手の時間も、相手の命の一部をもらっているということだと思うようになったからです
あなたは今、何に時間を使ってますか?
あなたは今、自分の時間、自分の命を何に売っていますか?
その時間は、あなたを豊かにしてくれますか?
「そんなことを言っても生活があるし、仕事が辛くてもやめられないよ」
そう思う方もいらっしゃると思います
それもとてもわかります
ただ、他の方法があるかもしれないということも考えてほしいです
「絶対にそんなことできない、私にはできない」
そのマインドをずっと持っていると、私のように、いつか自分で自分を追い詰めてしまうかもしれません
新しい道を選ぶのには勇気が要りますし、成功する保証もありません
だから現状を選ぶ、というのも私は悪いことだとは思いません
人にはそれぞれの価値観があって、選択をして責任を取るのはその人自身です
その人が納得してその選択をするのであれば、それが良いのだと思います
ただ、数十年後の自分が納得できるような時間の使い方を、今の自分がしているのか?とこの漫画をきっかけに少しでも考えることができたなら、とても嬉しいと思います
最後に、読者様の貴重な時間を、読者様の命をこの漫画に使っていただき、本当にありがとうございました!!
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